有川浩さんの作品を読んだことありますか?
「図書館戦争」をはじめ、「空飛ぶ広報室」「レインツリーの国」など映像化された話題作がずらり!!

数々の作品を世に出し、読者を魅了している有川さんの作品は、自衛隊関連がとても多い。
自衛隊って聞くと、お堅いイメージが有り近づきにくい存在ですが、有川さんの本を読むと自衛隊のイメージがガラリとかわります。
自衛隊の恋愛を描いているので、読者も作品の世界観に入りやすくなり、読みやすい♪

そんな自衛隊関連の作品を3冊ご紹介☆
本を開くとどんな世界が待ち受けているのでしょうか??

ラブコメ今昔

rabukomekonnjyaku
出典:http://bit.ly/1PpkSwg

自衛隊員の恋愛を描いた全6編の短編小説。

どの短編も面白いのですが、中でも"軍事とオタクと彼"がたまらない!!
出張中、関西人の歌穂が新幹線の中で出会った年下の彼(光隆)は自衛官。
お互い距離を縮めていくんだけれども彼には秘密があって・・・・

タイトルを見れば彼の秘密が何であるかはバレてしましますが・・・・(笑)

設定がいいですよね~
出会いが新幹線の中という運命みたいな感じ。
しかも、満員で疲れている歌穂にさりげなく新幹線で席を譲ってから始まるという・・出会ってみたい!!

光隆は女慣れしてないので、歌穂にグイグイ引っ張られるのですが、ふとした時の男らしさに胸きゅん。
関西ならではのボケ×ツッコミも満載で笑いもあり楽しく読めます。

二人はいろいろぶつかったりするのですが、最後はハッピーエンド♡
歌穂が光隆の部屋に行くシーンがあるのですが、ここ必見です☆
光隆は2段ベットの下に寝ているので、歌穂は寝っ転がりにいこうとするのを必至に止める彼。
ベッドに何かがある!!と勘ぐっった歌穂は、ひきさがらずに光隆のベットでごろん。
そして天井みると..二人の思い出の写真が一面にはってある♡♡

歌穂のえ?と驚く横で、光隆の見られちゃった~ってちょっと拗ねるとこがいい。
光隆の特別なところに2人の写真がたくさん貼ってあったら彼女は嬉しいですよね~♪

塩の街

shionomati
出典:http://bit.ly/1Y5qOfm

塩害の被害で、世界が塩で埋め尽くされかけている中で暮らす元自衛隊の男(秋庭)と少女(真奈)の恋愛物語。

タイトル見たとき、どんな設定なのだろう~っと疑問に思っていましたが、タイトル通りでした(笑)
塩の街と化した日本が舞台で繰り広げられるSF要素が混じったストーリー!

大きく前編・後編に分かれています。
前編では、塩の街と化した世界を救う為にラブコメ要素交えながら展開が進んでいきます。
後編では、前編に出てきた主要人物達のその後が書かれてました。

SFを普段読まなく、苦手な人でもラブコメ要素が交えているので読みやすいはず。
この2人どうなっちゃうのかな~とか考えながら最後まで楽しく読めます。

有川さんの作品は、どれも主要人物以外の方も丁寧に書かれていて、物語に繋がっているのがいい。
話も一見繋がりがないようにみえる場面でも、実は前に出てきた話が生かされていたりと読者を飽きさせない!!

海の底

uminosoko
出典:http://bit.ly/1NM3MqI

米軍横須賀米軍基地に突如海から巨大生物の大群が人々に襲いかかる。
海上自衛隊である夏木大和三尉・冬原春臣三尉は、民間人の子供13人を救出するが、甲殻類から逃げられず海上自衛隊潜水艦「きりしお」内に退避したが孤立してした状況に置かれてしまう。

ストーリーの大筋は、「きりしお」内の人達に焦点を当てつつ、警察や自衛隊が甲殻類駆除するのに奮闘するお話です。
読み応えあり!迫力あり!
読み始めたら展開が気になり、あっという間に読み終えるはず!!

冬原と夏木の自衛隊コンビもいいし、子供達の関係性がなんかリアル・・(上下関係とかね)
警察や自衛隊の方々の職務を遂行する姿もかっこよく描かれ、惹かれました♪

今回は脱出劇がメインなので、あまり恋愛要素はないのですが、別な有川浩さんの作品「クジラの彼」では、ここで登場した夏木大和三尉と子供の中で紅一点である望の恋愛が描かれます。
二人の出会いは「海の底」から始まるので、読んだ後に「クジラの彼」を読むことをオススメ!
すでに読んだことがある方は、出会いがどうだったのか知ることができますよ。

物語の要である海から巨大生物は、ザリガニみたいな甲殻類(本の中ではレガリスと呼ばれています)。
人間と同じ大きさかそれ以上で襲ってきたらひとたまりもないですね。
普段のザリガニは小さいけど、あれがでかくなったら・・ハサミはただの凶器でしかない。

ストーリーも充実していて、キャラの個性もしっかり表現されてて、面白いですよ。

有川ワールドへ

book
出典:http://bit.ly/1MBXZmJ

有川さんの作品は読みやすく、ページをめくり始めたら最後。
続きが気になって、あっという間に読み終わってしまいます。
本を手放せなくなるある種の中毒性が感じられます!

自衛隊シリーズを読んで自衛隊の恋愛模様や仕事を覗いてみませんか??
作者の有川さんは、自衛隊施設に行って話を聞きに行ったり、資料を見たりして、作品を仕上げているのでとてもリアルな世界が描かれてますよ!

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