「半身浴」という入浴法は今や広く世に知れ渡っていて、誰もが気軽に出来る健康法であり、ダイエット法であり、美容法です。
しかしただ半身がお湯に浸かれば良いかというと案外そう単純ではなく、やり方一つで、汗のかき方や体の温まり方が全く違ってきます。
また、意外な注意点も存在します。
ただ浸かっていただけだったという人や、半身浴についてざっとは知っているつもりでいたという人も、それは正しいやり方にきちんと当てはまっているのか、この機会にぜひ確認してみて下さいね。
半身浴の効果
発汗作用によるデトックス効果
日頃体内に蓄積されている毒素や脂肪分が汗と一緒に流れ出ることによって、体のより内側からスリムになることができ、直接的な消費カロリー以上のダイエット効果が期待できます。また、余分な水分が排出されることにより、むくみを解消することもできます。
ストレス解消効果
半身浴にはリラックス効果を高める副交感神経を優位にする働きがあり、それが体の緊張をほぐして、精神状態をリセットしてくれます。また、体を温めながら長時間、好きなことをして体を休めることは明日への活力につながる最大のリラクゼーションになります。
冷え性改善の効果
半身浴は体を芯から温めることができ、血行を促進します。
身体が温まっている方が脂肪が燃焼されやすいので、半身浴で隠れた冷え性や低体温を解消し、脂肪の燃えやすい太りにくい体作りを目指すことができます。
疲労回復効果
人は乳酸が溜まることで疲労を感じます。半身浴で身体があたたまることにより、体内に溜まった乳酸が排出されやすくなります。疲れた身体をほぐすのに半身浴は効果的です。気になる部分を簡単にマッサージしながら入浴することで、水の浮力や抵抗力が加わり、その効果をさらに高めることが出来ます。
美肌効果
半身浴により開いた毛穴から余分な皮脂や老廃物、雑菌等をキレイに洗い流せます。また、血行促進による新陳代謝の向上がお肌の再生能力にも作用して、より美肌になることが出来るのです。
正しい半身浴とは?
半身浴のお湯の量と温度は?
長く入浴するために、お湯の温度は40度以下におさえましょう。40度以上のお湯に長い時間つかっていると身体の負担になってしまいますので、気をつけてください。体温より少し高めの温度がベストです。
お湯の量は、お湯につかった時にみぞおちあたりまで浸かれる程度の量がいいでしょう。それ以上の高さになってしまうと、心臓や肺への負担が大きくなります。
どのくらいの時間入ればいいの?
だいたい汗をかき始めた頃を目安にしましょう。汗がだらだら出てきたら、身体が温まった証拠です。20分以上がベストですが、個人差があるので「たくさん汗をかいて気持ちいいな」と思える程度にしましょう。あまり長く入りすぎるとかえって身体の負担になってしまいます。
注意点は?
・半身浴前に水分を補給すること。半身浴中もミネラルウォーターなどを持込み常に水分補給が出来る状態にしておきましょう。
・食事の前後は半身浴をしない。食後すぐに半身浴を行うと消化不良の原因になります。
・飲酒後の半身浴も禁止。お酒を飲んで血圧が不安定になったあとだと、血行が良くなりすぎて身体の負担になってしまいます。
おふろで使える便利グッズ
半身浴でおふろに浸かっている間はココロをリラックスさせるためにゆっくり読書などをしてみてはいかがでしょうか?
バスタブトレー
このようにおふろのバスタブに本を固定できます。
防水ブックカバー
お気に入りの本がふやけてしまうのが嫌、という人に…!
タブレット防水ケース
水に弱いタブレットも、防水ケースがあれば安心しておふろで使うことができますね。
最後に…
半身浴の効果を高めるためには半身浴を楽しむことが大事です♪
DVDプレイヤーを持ちこんで好きな映画を見るのもいいし、音楽を聴くのもいいですね。アロマや入浴剤を入れるとリラックス効果が高まるからおススメです。
「半身浴しなきゃ!」と思うよりも、1日の終わりに行う半身浴が楽しみになるような付き合い方をしてくださいね。